3月23日にオープン戦全日程が終了し、いよいよレギュラーシーズンの開幕を迎える。オープン戦の成績はレギュラーシーズンと別物とされるが、オープン戦3位の球団はシーズン成績が悪いというジンクスが囁かれている。

 直近10年間(コロナ禍の2020年を除く)のオープン戦3位の球団を振り返ると、レギュラーシーズンでBクラスとなったのは9球団中6球団。そのうち3球団が最下位となっている。昨年のオープン戦3位はヤクルトだったが、最下位・中日とゲーム差なしの5位に終わっている。

 ジンクスを破り、Aクラス入りを果たしたチームも存在するが、2016年のソフトバンクは前半戦から首位を独走するも、日本ハムに最大11.5ゲーム差を逆転されて優勝を逃した。最終的に2位となったものの、後味の悪いシーズンとなった。

 2025年のオープン戦3位は昨年に続き、ヤクルトになった。ヤクルトは主砲・村上 宗隆九州学院)がメジャー移籍前の日本最終年となるジンクスを打ち破り、村上を優勝で送り出すことができるだろうか。

<一覧>直近10年間のオープン戦3位球団とシーズン成績

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