<第97回選抜高校野球大会:智弁和歌山9-4エナジックスポーツ>◇25日◇2回戦◇甲子園
智弁和歌山のプロ注目右腕・宮口 龍斗投手(3年)が3番手で登板。直球は最速151キロを計測ししたが、この日は2失点を喫した。
7回からマウンドに立つと初球に146キロを計測。早速自慢の真っすぐを見せつけたが、先頭を四球を歩かせるなど制球力を乱し、一死一、三塁のピンチを招いた。ここでギアを上げ直球も149キロを連発したが、「今までは腕を振ることでまとまっていたが、今日は腕を振れなかった」と適時打を許す苦しい投球。8回も振り逃げで走者を出すと、盗塁、適時打を許して3回2失点と課題を残す投球となった。
それでも7回二死一、三塁ピンチで低めに抜けた直球が151キロを叩き出した。「感覚的に150キロを出す感じが全然しなくて…」と驚いていたが、「コントロールを意識したけどうまくいかなかった」と厳しい表情。「制球力をあげるためにも、ブルペンから想定して力んで投げることを次から意識したい」と次を見据えていた。
昨秋の和歌山大会は守護神として6試合に登板し、防御率0.00とまさに無双状態だった。課題をクリアし、聖地でも本来の実力を発揮して欲しい。