<第97回選抜高校野球大会:聖光学院7-4早稲田実>◇25日◇2回戦◇甲子園
早稲田実の196センチ右腕が甲子園デビュー。浅木 遥斗投手(3年)が自己最速を2キロ更新する144キロを計測し、2回を無失点に抑えた。
「去年の夏は甲子園に出れなかった」悔しさをバネに成長を重ね、昨秋は東京都大会決勝でも腕を振った。この日は3点ビハインドで迎えた5回に登板すると、「冬場までの練習で球速も上がってきていた」と、自己最速を2キロ更新する144キロを投げ込み、2回無失点の好リリーフ。チームは敗れたものの、聖地で確かな成長を感じさせた。
早稲田実の和泉実監督も、「球は角度もあるし、いいものを持っている。まだまだ表と裏があるが今日はいい投球ができていた」と話し、「この大舞台でいい投球が出来たことは、間違いなく彼にとっていい経験になる。糧にして欲しい」と続けた。
次に狙うのは、昨年浅木は叶わなかった夏の甲子園出場だ。「中村一人だと連戦は厳しい。夏は投手陣みんなで勝てるチームになりたい」とさらなる飛躍を誓っていた。