2025年春の第97回選抜高校野球大会(センバツ)第9日は26日、いよいよ強豪ベスト8が激突する準々決勝を迎える。頂点まで駆け上がるチームはどこになるのか。
連覇を狙う健大高崎は、故障をかかえていた最速158キロ右腕・石垣 元気投手(3年)が復活。戦力のピースが揃って準々決勝を迎える。対する花巻東は2年生スラッガーを中心とした打線が売り物。4番・古城 大翔内野手(2年)、5番・赤間 史弥外野手(2年)の右打者コンビのバットが炸裂するのか。
今大会では互いに打線が好調。横浜ではプロ注目の阿部 葉太外野手(3年)に一発が飛び出すなど調子は上昇気味。対する西日本短大付はクリーンアップの3人がランニングホームラン2本と柵越え1本と、3人とも本塁打をマークして絶好調。西日本短大付の右腕エース・中野 琉碧投手(3年)が2試合連続完投の疲れがどう影響するか。一方の横浜は2試合で5人がマウンドを経験。プロ注目2年生右腕・織田 翔希投手(2年)が前回の早期降板の雪辱を期す。
伝統の集中打と粘り強い野球で勝ち進んだ広島商と、2戦連続2ケタ安打と、自慢の打線が好調の智弁和歌山の対戦。互いに自分たちのペースで試合を運ぶことができるかがカギとなりそう。中軸に左打者が多い智弁和歌山打線に対して、広島商が右腕の大宗 和響投手(3年)と左腕の徳永 啓人投手(3年)のどちらを先発させるかにも注目される。
今大会、一番勢いに乗っている初出場8強の浦和実と、22年夏甲子園で4強の実績がある聖光学院の一戦。聖光学院は技巧派左腕・大嶋 哲平投手(3年)が2試合19回267球を投げているだけに、右の管野 蓮投手(3年)が先発する可能性はある。対する浦和実は、変則フォーム左腕・石戸 颯汰投手(3年)が2試合14回で失点0と絶好調。両チームの投手起用が勝敗を分けるかもしれない。