<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:種子島・屋久島11-8指宿>◇26日◇2回戦◇平和リース球場

 1回裏、エラーで先制点を挙げた種子島・屋久島は5番・泊 英佑(2年)の左前適時打、6番・岩川 亨吾主将(3年)の中越え2点適時二塁打で3点を加える。更に攻撃の手を緩めず、9番・泊 隆太朗(3年)の右前適時打、1番・平川 兼臣(2年)の左越え2点適時二塁打と続き、打者11人で大量7得点のビッグイニングを作った。

 指宿が2回表に1点を返したが3回裏、種子島・屋久島は2点を追加し、序盤で大差をつけ一方的な展開になるかと思われた。

 4回以降、6回まで両者無得点で、指宿は2点以上とらなければコールドが決まってしまう土壇場の7回表、4番・元脇 隆登主将(3年)の犠飛で1点を返して反撃の狼煙を上げる。7番・髙杉 俊翔(2年)、8番・恒吉 直太郎(2年)の連続適時打でコールドを阻止すると、1番・濱元 蓮(3年)にも中前適時打が飛び出し、打者10人で計5点を返して、点差を一気に3点に詰めた。

 その後は両者、毎回1点ずつを奪い合う点の取り合いとなる。指宿は9回表、4番・元脇の犠飛で3点差としたが、力尽きた。