第97回選抜高校野球大会(センバツ)は準々決勝までが終了し、28日に準決勝が予定されている。対戦カードは健大高崎(群馬)-横浜(神奈川)、智弁和歌山(和歌山)-浦和実(埼玉)。この4強の投手陣を中心とした守備力についてランキングで紹介したい。
<チーム防御率>
智弁和歌山 1.00(4)
健大高崎 1.29(5)
浦和実 1.93(6)
横浜 3.00(10)
(※カッコ内は失点)
智弁和歌山は3戦中、2戦が完封ゲームで失点も一番少なく、チーム防御率もトップとなった。横浜は沖縄尚学(沖縄)に7失点したことが響いての最下位。それでも3.00は決して悪い数字ではない。
<チーム与四死球>
浦和実 6(1)
横浜 7(2)
智弁和歌山 9(0)
健大高崎 13(3)
(※カッコ内は死球)
浦和実の投手陣が一番制球力がいいという結果だが、横浜とはわずか1差。健大高崎は下重 賢慎投手(3年)が18.2回を投げて9四球1死球を与えてしまったのが響いている。
<チーム奪三振>
横浜 28
智弁和歌山 18
健大高崎 15
浦和実 12
奪三振については横浜がダントツ。奥村 頼人投手(3年)が12、織田 翔希投手(2年)が11と大きく稼いだ。
<チーム被安打>
健大高崎 13
智弁和歌山 18
横浜 22
浦和実 24
健大高崎は4人が登板したが、4強のなかでは一番ヒットを許していないことになる。
チームの失策では智弁和歌山が3、健大高崎と横浜が2、浦和実が1という結果。浦和実は初戦で失策1はあったが、ここ2戦は連続無失策と守りは固い。智弁和歌山は毎試合1失策ずつ喫した。
投手陣の特徴としては、智弁和歌山は失点が少なく、健大高崎は一番安打を許していない。横浜は三振が奪える投手が多く、浦和実は制球力で勝負する。それぞれ特徴があって面白い。準決勝での戦いにどう影響するのか注目したい。