29日、四国アイランドリーグplusの2025年前期リーグ戦が開幕した。2022年後期から5期連続優勝を果たしている徳島インディゴソックス愛媛マンダリンパイレーツと対戦。2対2で引き分けとなった。

 投手陣は先発した杉本 幸基投手(大垣日大日本大)は、走者を出しながらも4回2失点。3番手でリリーフ登板したルーキー左腕・田代 涼太投手(帝京創価大)が1回3奪三振、5番手の斎藤 佳紳投手(近大泉州天理大(中退))が自己最速の153キロを計測するなど躍動した。

 一方の打線は愛媛MP先発の好右腕・山田 空暉投手(愛工大名電)の前に6回6奪三振1失点と苦しめられた。それでも1点を追う9回に中川 聖也内野手(菰野ー皇学館大)が二塁打を放つと、昨夏の甲子園で脚光を浴びた藤原 佑外野手(大社)が代走で登場。大きなリードを取って相手投手に揺さぶりをかけ、牽制ミスを誘発するとすかさず三塁へ。持ち前の脚力でチャンスを拡大し、打席の楠田 喬脩内野手(平塚学園国士舘大)が犠牲フライを放って同点とした。

 惜しくもサヨナラ勝ちとはならなかったが、終盤に粘り強さを見せつけた。今年も"独立の雄"の躍動が楽しみだ。