<第156回九州地区高校野球大会鹿児島予選:鹿屋中央6-1鹿児島城西>◇31日◇準々決勝◇平和リース球場
第7シード鹿屋中央に、3回戦で第2シード鹿児島実にコールド勝ちした鹿児島城西。強豪私学、実力校同士のハイレベルな熱戦となった。
先制したのは鹿児島城西。2回裏一死二三塁と先制機を作り、7番・伊差川正士朗(3年)の内野安打で1点を先制。ただその後は2者続けて走者が三本間の挟殺プレーでタッチアウトとなり、追加点を奪えなかった。
4回まで鹿児島城西の右腕エース・笹田隆雅(3年)の前に1安打に抑えられていた鹿屋中央だったが5回表、先頭の9番・田中琉之典(2年)が左翼線二塁打で出塁。連続四死球、盗塁などで揺さぶり、無死満塁とすると3番・宮嶋正輝主将(3年)の右前適時打で同点に追いつく。
なおも満塁で4番・草宮隆心(3年)が走者一掃の右越え三塁打で逆転に成功。更には8番・松元裕樹(3年)の中前適時打に重盗と畳みかけ、打者10人で6得点を挙げて逆転した。
左腕エース溝淵爽(3年)は、立ち上がりに力んで制球が定まらず、高めに浮いたところを強打され、先制されたが、徐々に低目の制球が安定。終わってみれば鹿児島城西打線を7安打1失点で完投勝利を挙げた。
「味方が6点取ってくれたので絶対抑えようと思った」と溝淵。「僕たちは特別な選手はいない。それぞれがそれぞれの役割を果たして全員で勝つ野球を目指した」と主砲・草宮は会心の勝利を振り返っていた。
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