高校日本代表の強化合宿が3日から行われる。参加野手は木製バットを使ってアピールすることになる。
＜捕手＞
捕手は強打型の選手が選出された。川尻 結大(仙台育英)は昨秋の県大会、東北大会でも強打を発揮し、東北地区を代表する捕手として注目されている。
大栄 利哉捕手(学法石川)は走攻守ともにバランスが取れた強打の捕手で、スケールの大きさを見ても、高卒プロを狙える捕手の1人。今回の合宿でどれだけアピールできるか。
小堀 弘晴捕手（健大高崎）はセンバツでは思うような当たりがなかったが、粘り強いリードでベスト4に導いた。打力は今年の捕手の中でも上位。打撃練習では健大高崎のグラウンドで場外本塁打を何度も飛ばしていた。
横山 悠捕手（山梨学院）は巧みなリードと広角に打ち分ける打撃が持ち味の好捕手。この合宿でもリードセンスの高さを発揮しそうだ。吉﨑 創史捕手（武相）は昨年、春の県大会優勝に貢献した強肩巧打の捕手。攻守ともにソツのないプレーを見せる。
＜内野手＞
内野手はスピード型、中距離打者、スラッガー型とバランスよく選出された。
蝦名 翔人内野手（青森山田）は強打のセカンドとして甲子園出場。振り幅が大きいスイングで鋭い打球を飛ばす。菊地 政善内野手(聖光学院)は主軸として活躍し、完成度の高いスイングから長打を量産する右のスラッガーで高校通算10本塁打を記録している。
奥村 凌大内野手(横浜)は緻密な野球を展開する横浜の中心選手。好投手から安打を量産する打撃技術、正確な守備ともに一級品。為永 皓内野手（横浜）は鉄壁の三塁守備が光り、守備範囲も広い左の好打者だ。
田西 称内野手（小松大谷）は高校通算22本塁打を記録する左のスラッガーで、ドラフト候補としても評価が高い。この合宿で目立つことができるか。岡部 飛雄馬内野手(敦賀気比)はセンバツ出場校の中で1、2を争う守備力を持った好ショート。打撃面で苦しんだが、代表合宿で打撃面でも結果を残したい。
赤埴 幸輝内野手（天理）は近畿地区を代表する遊撃手。センバツでは無安打に終わったが、シャープな打撃と軽快な守備が持ち味だ。木村 颯太内野手(東洋大姫路)は、豪快なフルスイングを見せる強打者。参加野手では数少ないファースト専任の選手として打撃面で結果を残したい。
高畑 知季内野手(東洋大姫路)は昨秋の神宮大会でも本塁打を放ち、攻守ともに技術が高い兵庫を代表する好ショート。大石 來輝内野手(高知)は下級生時から3番打者としてチームを牽引する高知県を代表する三塁手で、バットコントロールの良さと高い守備力を兼ね備える。
比嘉 大登内野手(沖縄尚学)は4番セカンドとして出場したセンバツ2試合で8打数3安打の活躍。高い打撃技術と身体能力の高さを活かした俊敏な二塁守備が持ち味だ。速球投手にも強く、この合宿でも持ち味を発揮しそうだ。眞喜志 拓斗内野手(沖縄尚学)は比嘉と二遊間を組んだ遊撃手で、守備範囲が広い守備とミート力の高い打撃でリードオフマンとして活躍した。
イーマン 琉海内野手(エナジックスポーツ)は今年のセンバツでブレイクした俊足巧打の選手。センバツ2試合で10打数8安打の大当たり。広角に打ち分ける打撃は対応力が高く、軽快なベースランニングも光った。この合宿でも存在感を示すことができるか。
