高校日本代表候補の強化合宿の1日目が3日、奈良県内で行われた。この日は午後から約3時間の練習が実施され、シートノックや木製バットでのフリー打撃、投手は一部がブルペンで投球を行った。
この春に大きく評価を上げて代表候補入りを果たしたのが東洋大姫路の木下 鷹大投手である。昨秋は右肘の怪我でベンチ外だったが、センバツでは怪我が癒えて背番号11でベンチ入り。1回戦でエースの阪下 漣投手が右肘の張りにより1回で降板するアクシデントに見舞われる中、2回からリリーフした木下が自己最速を4キロ更新する147キロをマークするなど快投を見せ、チームの危機を救った。
この好投が恐らく評価されたのだろう。1ヶ月前には本人も想像していなかった代表候補に選出された。
岡田龍生監督からは「礼儀をしっかり。後は一生懸命頑張ってこい」と送り出されたという。「色々なことを色々な選手から学んで取り入れて、自分たちの練習に活かしたりしたいと思っています」と充実の3日間にするつもりだ。
4日には紅白戦で登板予定。「自分は真っすぐで三振を取れるような球なので、できれば真っすぐで三振を取りたいなと思っていますけど、そんなに甘くはないので、しっかりとアピールできるようにしっかり頑張っていきたいと思っています」と意気込みを語っていた。