4日、高校日本代表候補の強化合宿2日目を迎え、練習試合が行われた。札幌日大窪田 洋祐投手は2回を投げて、2安打を浴びるも無失点。最速は145キロを計測し、「状態は良くなかったですけど、トップレベルの選手とやれたので、楽しくやれました」と充実した表情で振り返った。

 昨夏の甲子園では4番中堅で出場。「ピッチャーとして選ばれたことに驚きはありました」と話すが、実は最速148キロを投げる本格派右腕で、投手としての潜在能力を高く評価されている。

「まだフォームが固まっていない」と未完成な部分は多いが、ストレートの強さは魅力的。「ここから変化球の精度を上げていきたいと思います」と夏に向けての伸びしろはまだまだありそうだ。

 昨夏の甲子園では初戦で優勝した京都国際に3対7と完敗。全国レベルの高さを痛感したが、「『そこまで行けば日本一だ』というのを目の当たりにできました」と前向きに捉えている。

 今夏のチーム目標は日本一。昨夏の京都国際を超えるようなチームを作って、優勝の瞬間にマウンドにいることを目指して練習に取り組んでいる。

 今後の目標は投手として高卒プロ入り。「自分の持ち味は身体能力の高さ。そこをプレーに反映させていきたいと思います」とポテンシャルの高さをいかんなく発揮するつもりだ。