4日、高校日本代表候補の強化合宿2日目は、紅白戦2試合が行われ、学法石川の強肩捕手・大栄 利哉が4打数2安打とアピールに成功した。第1打席にライトの頭を超える二塁打を放ち、そして第4打席で芹澤 大地投手(高蔵寺)の速球にくらいついて、レフト線へ落ちる二塁打を放ち、好投手相手にも結果を残した。

 二塁送球は1.8秒〜1.9秒台の強肩を見せ、参加捕手の中では最も強肩だった。

 今回の取材で、「高卒プロ」を表明した大栄は「この合宿ではレベルの高い選手との対決になるので、そこでしっかりとアピールしたいです」と強く意気込んでいたが、この2日間で大きく評価は高まった。4日の取材では「打撃では自分ができる限りのアピールはできました」と笑顔。ただ自慢のスローイングでは「力が入ってしまい」と反省だった。

 この2日間で、ドラフト候補としても、日本代表候補としても立ち位置が大きく上がった大栄。春季大会、夏の大会でも大きく注目を浴びそうだ。