＜2025年 関西六大学野球 春季リーグ戦 第2節2回戦：大阪商業大9－2京都産業大＞◇14日◇ほっともっとフィールド神戸
リーグ戦7連覇を目指す大阪商業大が開幕4連勝。スタートダッシュに貢献しているのがルーキーの権田 結輝内野手（大垣日大）である。
ここまで14打数7安打5打点と大当たり。5番三塁で出場したこの日も勝ち越し打を含む4打数2安打2打点でチームに勝利をもたらし、打率は5割キープしている。
最大の見せ場は1対1の同点で迎えた6回裏の第3打席。無死満塁と一打勝ち越しのチャンスで回ってきた。「来た球を強く振ることを意識していたので、それができて良かったです」と1ボールからのストレートを強く振り抜くと、打球はライトの頭上を越える長打に。これが2点適時三塁打となり、大きな勝ち越し点をもたらした。
高校時代は2年時に三塁手として春夏連続で甲子園出場。3年時にはエースを務めた。富山 陽一監督に声をかけられたことがきっかけで大阪商業大に進学。現在は野手に専念しているそうだ。
開幕戦から8番三塁でスタメンを掴むと、今節から5番に昇格。2試合連続本塁打を放っている主砲の春山 陽登外野手（3年＝敦賀気比）も「自分が1年生の春と比べたら全然違う。普通に凄いと思います」と実力を認めている。
「1年生らしくガムシャラにプレーしている結果が今の結果に繋がっていると思います。リーグ戦を勝ち抜いて、東京で試合をするのが自分の目標でもあるので、そこまで勝てるように頑張ります」と爽やかに語った権田。レギュラー定着に留まらず、いきなり首位打者争いに絡んできそうな勢いだ。
