<令和6年度神奈川県高等学校野球秋季県大会:東海大相模5-0横浜清陵>◇28日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場

 東海大相模は難敵・横浜清陵相手にも堅実な試合運びで完封勝利を挙げ、ベスト4進出を決めた。

 2回まで0対0の試合展開だったが、3回裏、二死満塁から4番三浦 誠登内野手(2年)の三塁手の手前で大きく跳ねるイレギュラーヒットで二者生還。さらに相手のミスで3点目を入れた。

 左腕・島村 宏斗投手(2年)は6回二死まで無失点の投球。二死1、3塁のピンチで150キロ右腕・福田 拓翔投手(2年)が登板し、しっかりとピンチを断つ。福田は常時130キロ後半~143キロの速球、120キロ前半のスライダー、フォークで3.1回を投げ4奪三振、無失点に抑える快投だ。今大会、11.2回を投げて、無失点に抑えている。原俊介監督は「ストレートの質が甲子園からだいぶ良くなっている。伸びのある球質になってきました」と称賛。福田は脱力してリリースするようになったが、しっかりと新しい投球スタイルをマスターしている。

 追加点を取りたい東海大相模は8回裏、一死2,3塁のチャンスで代打・中村 龍之介外野手(2年)が右中間を破る適時三塁打で5対0とした。

 これで準決勝進出を決めた東海大相模。5日の大一番を迎えて、「しっかりと練習して、選手起用を考えていきたい」とコメントした原監督。3年ぶりの関東大会進出へあと1勝となった。

<試合スコア>
横浜清陵  000 000 000 =0
東海大相模 003 000 02X =5