＜秋季京都府大会：立命館宇治 7－1 京都外大西立命館宇治7－1京都外大西立命館宇治7－1京都外大西立命館宇治－京都外大西＞◇29日◇準々決勝◇わかさスタジアム京都

　立命館宇治が今春の甲子園に出場した京都外大西を下して4強入り。背番号1の右腕・道勇 壱心（2年）が2安打3四球6奪三振で1失点完投。8回二死まで無安打に抑える快投だった。

　道勇は身長185㎝と上背があり、リリースポイントも比較的高い。そのため、角度のあるストレートを投げることができる。また、この試合は高めのストレートでフライアウトを取る場面も多く見られた。「ラプソードで測った時にストレートの質が良いと言われました。しっかり投げ切れたらフライアウトが増えるので、調子が良かった証拠だと思います」と言う。

　さらに変化量の多いスライダーで高低を上手く使えるのも持ち味。「真っすぐとスライダーが上手くコントロールできたので良かったです。内角も上手く使うことができました」と昨年からの主力が多く残る京都外大西打線を抑え込んだ。

　ノーヒットノーランは特に意識していなかったという。「後半になって球が浮いてきていた」と偉業達成までアウトあと4つの所で初安打の二塁打を浴びて、次打者に適時打を打たれて1点を失った。それでも最後まで落ち着いた投球を見せ、9回表は三者凡退。見事に完投勝利を収めた。

　昨年はあと一歩届かなかった近畿大会出場まであと1勝。「しっかり相手バッターを抑えて、チームに勝利をもたらしたらせるように頑張りたいです」と準決勝も快投を誓った。