<第155回九州地区高校野球大会鹿児島県予選:鹿児島城西4-0武岡台>29日◇2回戦◇鴨池市民球場

 鹿児島城西は1回裏、一死から3連打で満塁とし、押出しで先制点を挙げた。

 3回は一死満塁として6番・富山 晶詞(2年)の犠飛で2点目を挙げた。4回には先発右腕の9番・笹田 隆雅(2年)が左越えソロ本塁打を放って、自らの投球を盛り上げた。

 8回裏には1番・伊差川 正士朗(2年)の右越え二塁打で4点目を挙げ、好機を着実にものにして点差を広げた。

 県内屈指の右腕として呼び声が高い笹田は力強い投球が最後まで途切れず、9奪三振、被安打3、123球で武岡台打線に本塁を踏ませなかった。

 武岡台は6回に一死二塁となった以外は8回まで二塁も踏めず、笹田を攻略する糸口がつかめなかった。

 9回、先頭の2番・永澤 城太朗(2年)が四球で出塁し、5番・久保 順(2年)の内野安打などで二死三塁と初めて三塁まで走者を進めたが、最後まで本塁が遠かった。