DeNAの三浦 銀二投手(福岡大大濠-法政大)の戦力外が決まった。

 プロ入りするまではエリート街道を歩んできた。筑紫丘中時代は福岡選抜に選出され、福岡大大濠では古賀 悠斗捕手(西武)とバッテリーを組んで、2年秋に九州大会優勝を果たし、明治神宮大会ベスト4。選抜では滋賀学園戦で延長15回の熱投を演じ、再試合でも完投し、ベスト8に導いた。さらに高校日本代表にも選出され、3位決定戦のカナダ戦で7回12奪三振、無失点の快投。華麗な投球フォームから投げ込むストレートの球筋は素晴らしく、キャッチボールから惚れ惚れさせられる投手だった。

 高校時代からプロから注目されるが、志望届を提出せず、法政大に進学。4年間で六大学通算10勝、172奪三振を記録した。21年のドラフトではDeNA4位指名を受け、即戦力投手としての期待をかけられ入団したが、1、2年目は計7試合で防御率13.50と一軍に通用せず、今年は二軍戦で17試合で防御率8.62と期待に応えることができず、戦力外が決まった。