2024年秋季の九州地区高校野球福岡大会は5日に準々決勝が予定されている。九州地区大会(10月26日開幕・大分)への出場枠は2。決勝進出をかけた争いは、終盤戦を迎えた。

8強による準々決勝の対戦カードは以下の通り。(★は公立)

久留米商★-育徳館

東福岡小倉

西日本短大付折尾愛真

修猷館★-希望が丘

公立校4校はいずれも歴史をもつ伝統校だ。久留米商は、1915年夏の第1回全国選手権大会出場校。小倉は夏甲子園連覇の実績を持つ。

育徳館と修猷館は甲子園の出場はないが、学校の歴史は古い。育徳館は小倉藩の藩校が起源で福岡県最古の伝統校。2019年には創立260年を迎えた。修猷館は今年、藩校時代から240周年を迎え、福岡県での野球部創部は最古と言われている。「歴史」を感じさせる公立校が4強入りを目指す。

東福岡は5回戦、福岡大大濠を完封ゲームで破って8強入り。大きな自信を胸に、2年ぶりの秋4強を狙う。

2年ぶりに秋8強入りした折尾愛真が、夏春連続の甲子園を目指す西日本短大付と対戦。奇しくも、その2年前の準々決勝で敗れた相手との再戦となり、リベンジを狙う。