◇第155回九州地区高校野球大会鹿児島県予選・3回戦◇鹿屋中央9-0尚志館(7回コールド)◇鴨池市民球場◇4日

 鹿屋中央尚志館。大隅地区を二分する強豪私学同士が8強入りをかけて激突した。

 試合が動いたのは3回表、鹿屋中央は二死三塁から1番・君島 虎太郎(2年)の中前適時打で先制。3番・宮嶋 正輝主将(2年)が中越え2点適時二塁打を放ち、計3点を先取した。

 5回表、鹿屋中央は無死一三塁と畳みかける好機を作ったが、尚志館はスクイズを好フィールディングで阻止。なお一死満塁とピンチが続いたが、リリーフした知識 夢叶(2年)が捕邪飛、三ゴロで打ち取り、無失点で切り抜けた。

 鹿屋中央は6回表、犠飛と重盗で2点を追加。7回は5四球と制球が定まらない相手投手陣をそつなく攻略し、わずか2安打ながら打者10人で4点をダメ押した。

 先発の左腕・溝淵 爽(2年)は6回まで投げて尚志館打線を散発3安打、三塁を踏ませなかった。7回は右腕エース前田 晃紀(2年)が三者凡退で切り抜けた。

 尚志館は立て直すきっかけが作れず、完敗だった。