日本ポニーベースボール協会が主催するマルハンインビテーション大倉カップ第50回全日本選手権大会、第48回ポニーブロンコ大会(中学1年生以下を対象とした大会)の開会式が7月19日夕方、東京・JPアセットスタジアム江戸川(江戸川区球場)で行われた。

今回は両大会に加え、7年ぶり開催のU-12ブロンコの部王座決定戦、初開催のU-10マスタングの部王座決定戦も並行して開催される。4大会に出場する計106チームが元気に入場行進した。

1975年に産声をあげた日本ポニーベースボール協会にとって、今年は50周年の記念の年。全日本選手権も第50回の記念大会となる。開会式には米国・ポニー本部のエイブラハム・キーCEOをはじめ、HESTAアンバサダーにして、アテネと北京オリンピックで金メダルを獲得した北島康介氏ら多数の来賓が出席。今春から同協会名誉会長を務める小池百合子東京都知事も駆けつけ「日頃の練習の成果をフルに発揮してください。みなさんの中から将来の大谷翔平選手が生まれることを楽しみにしています」と祝辞を述べた。

広澤克実理事長は「『失敗』と書いて『せいこう=成功』と読む。失敗は必ず君たちの成長の糧になる。失敗を恐れずに思い切りプレーしてください」と選手たちを激励した。

ポニー柳川ボーイズ(福岡)の平野遼斗(3年)が選手宣誓。「節目の年に行われる第50回大会に出場できることを誇りに思います。感謝の気持ちを持って、仲間たちとともに最後の一球まで全力でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。

開会式の後半にはシンガーソングライターで、日本ハムの公認応援ソング「We are FIGHTERS」などを手掛けるHARTYが登場。選手たちに取り囲まれながら、ポニー公式応援ソング『夢中になり描こう夢』など3曲を熱唱し、盛り上げた。

この日は開会式のみが行われた。今日20日から首都圏各地で熱戦が繰り広げられ、決勝は24日、JPアセットスタジアム江戸川で行われる。なお、全日本選手権優勝チームには、9月上旬に行われる第2回エイジェックカップへの出場権が与えられる。