目次

[1]小園は球界のエースに育てなければならない素材
[2]リターンが大きい俊足アスリート型野手を次々と指名!
[3]指名者一覧ページ

 ドラフト会議は前、本番中、後も楽しめるイベントだ。今回はドラフト総括を行っていきたい。こうした総括は指名順番、戦力外リスト、リターンが大きいか、否かを考えて行うべきと考える。今回指名された選手たちのポテンシャルを考えながら検証をしていきたい。まずは横浜DeNAベイスターズだ。

小園は球界のエースに育てなければならない素材


 今回、横浜DeNAは8人の投手(うち1人は野手転向)を戦力外。結果として4人の投手を指名した。横浜DeNAは投手の支配下登録が37名、首位の東京ヤクルトの35名と比較するとやや多い。8名を切った以上、それ以上になる可能性のある人材を指名して、強い投手陣にしないといけない。

 今回指名された4名は、うまく育成すれば、強力な投手陣になるのは間違いない。競合覚悟で指名にいった小園 健太の交渉権を獲得。球界のエース候補を育てられる千載一遇のチャンスを手にしたと言っていい。

  カットボールなど小さい変化を多用した右の好投手。好調時は150キロを計測する。若くして、高卒ローテーション入りしている阪口 皓亮北海出身)京山 将弥近江出身)より投球の基礎が出来上がった投手。近年の高校生右腕では限りなく完成度と将来性を併せ持っている。

 高卒2年目から先発ローテーション入りするための育成をしてほしい。この投手を「そこそこ」ではなく、「世代トップ」の成績を挙げられることが求められる。

 2位の徳山 壮磨前田 健太のようなフォームから繰り出す140キロ前半〜後半の速球と、スライダーで勝負する快速球右腕。元千葉ロッテの投手として活躍した早大・小宮山悟監督は「腹が据わっているので、ジタバタしない。腹の据わり方は抜群で、何も言うことはない」と評していたことがあった。つまりメンタルは申し分ないと。

 その後、不調はあったが、高回転のストレートでねじ伏せる姿は爽快。波はありそうだが、最終的に先発なら勝利、中継ぎでは多くのホールドを記録しそうだ。

 4位の三浦 銀二も完成度が高く、回転数の高いストレートで三振を奪える好投手。先発でも、リリーフでもいける投手で、この完成度の高さで、全く外れはなさそう。今のベイスターズ投手陣を刺激する存在となりそうだ。

 5位の深沢 鳳介は強気に内角勝負、スライダー、シンカー、カーブの投げ分けができるサイドハンドで、右サイド・平良 拳太郎(北山出身)という良い手本がいる。マインド、考え方、投球術からしても外れる投手ではなく高卒2年目には一軍デビューし、5年目には投手陣の軸になりたい。

 戦力外リストを見てからの今回の投手指名はかなり合理的といえる。

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