目次

[1]野手ドラフトになった背景を考える
[2]指名選手を総括!
[3]指名選手一覧

 ドラフト会議は前、本番中、後も楽しめるイベントだ。今回はドラフト総括を行っていきたい。こうした総括は指名順番、戦力外リスト、リターンが大きいか、否かを考えて行うべきと考える。今回指名された選手たちのポテンシャルを考えながら検証をしていきたい。今回は野手5名を指名した中日ドラゴンズだ。このドラフトの最適解とは。

野手ドラフトになった背景を考える


 中日の外野手を成績を調べると、頭を抱えたくなる。
「来年、どうやって戦うんだ…」と。今回、痛かったのは97試合出場で、外野手としての出場は大島洋平(134試合)に次ぐ、86試合出場の武田 健吾自由ケ丘出身)の戦力外。また、38試合出場の井領 雅貴桐蔭学園出身)も戦力外となった。

 現在、岡林 勇希菰野出身)が10月7日の試合からスタメン出場が続いており、髙松 渡滝川第二出身)と俊足系の左打者が多いが、右打ちの若手外野手が少ない。根尾 昂大阪桐蔭出身)の伸び悩みが続いており、ウエスタン・リーグでは右打者の伊藤 康祐中京大中京出身)は打率.278を残すが、長打は期待できない。実績のある平田 良介大阪桐蔭出身)は復帰の目処が立っていない。

 このような状況を脱するには、ポテンシャルの高い外野手を獲得して競争を促し、勝ち抜いた選手を起用し続けるしかない。

 今回、偏った指名という意見が聞かれる。今回、豊作のポジションを整理したいのだが、

・高校生右腕(BIG3を中心に)
・大学・社会人の左腕

ここまではマスコミのドラフト特集でご存知だと思う。ただ水面下で評価が上がっていたのが、

・右打ちの大型外野手

 だったのだ。三島南前田 銀治に11球団の調査書が届いていることを稲木監督から聞いたのは驚きだったが、色々な野球関係者に話を聞くと、右打ちの大型外野手は候補が少なく、需要が高まっていた。

 大学野手BIG3で、正木 智也ブライト 健太、鵜飼という評判も聞いたが、今年ほど右打ち外野手がトレンドになる年もいない。そのため、野手ドラフトをやるならば今年しかなかったのだ。

 高校生投手を軽視しているわけではなく、大阪桐蔭との練習試合で登板した森木に対し、米村 明アマスカウトチーフは「今日は全国レベルの相手と対戦していい勉強になったと思うし、5回に来ても147キロが出ているしスタミナも問題ない。小園(健太・市立和歌山3年)くんと森木くんは高校生投手の中でも群を抜いていると思う」とコメントしているように、高校生投手トップは視察しつつも、最後まで大学生野手か、高校生投手なのかと、優先度の観点から議論した結果、野手だったという結論なのだろう。

 前置きが長くなったが、今回の総括としたい。

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