目次

[1]まずは現在地を把握する
[2]高2の冬はどう過ごせばようでしょうか?

 野球はオフシーズン真っ只中ですが、大学受験は佳境を迎えており、下級生の皆さんも先輩たちが勉強に励む姿を目の当たりにしているのではないでしょうか?

 また2021年度からは「大学入試センター試験」に代わり「大学入学共通テスト」が導入され対策法など変わる点も増え、不安に感じている方も少なくないと思います。

 今回はそんな現役高校球児の皆さんの取材を通して挙がった質問を元に、小中高の球児に向けたオンライン学習サービス「Baseball Study」を運営する須合啓さん(株式会社Educe Japan代表)にお話を伺いました。

まずは現在地を把握する


まず、地方の国公立大志望の球児から「校内や自分の住んでいる地域だけでなく全国的な相対評価が気になる」という声が挙がりました。

須合啓さん(以下、須合) まずは、学校内で進路指導をしている先生がいらっしゃると思うので、この時期にどれくらいの学力だった人が自分の志望する大学に受かったとかを聞いてみるといいと思います。

 先生はこれまでのデータを持っているので、自分の現在地を知るという意味では学校内のテストや、住んでいる地域でしかやらない模試だとしてもデータとして収集するべきだと思います。

 例えば秋田だったら秋田高がトップなのですが、秋田高でトップ50人に入っていれば、東大含めた旧帝国大学を狙えます。 逆に県内3番手の秋田北高だったら上位3〜5人に入っていないとまず難しい、みたいな各学校間でのレベルの違いはありますので、まずは自分の学校レベルで現在地を知ることでしょう。

 野球の「走攻守」と同じように勉強も「国数英理社」があると思うので、自分の得意不得意も含めて、自分でボーっと情報収集するのではなくて、野球で言うコーチや監督に尋ねてみることは大切だと思います。

常に「現在地」を把握しておくていうのが一番大切なのですね。

須合 そうですね。そして志望大学までの道のりがわかれば、あとどのくらい足りないのかを理解して、課題がわかってくると思います。例えば、次の模試まで3ヶ月あるならば、野球のスケジュール感とか苦手科目分野があると思うので、野球と同じで走力を上げたいからただ足を早くするだけではなくで、地面の蹴り方など、細かく分析していって自分の弱いところを詰めていく。これも野球と同じです。

そのようなテクニック的な部分も含めてわかってくるのですね。

須合 そうです。「野球ノート」を監督・コーチや仲間同士で共有するように、勉強も全く同じだと思います。自分ひとりでだけで片付けようと思ってはいけません。進路の先生、担任の先生含めて、現在地の把握と弱点を克服するためにどうするのかを考えていきましょう。

同じく国立志望の球児から「自分で勉強を行わなければならない副教科はどうすれば良いか?」という質問がありました。

須合 これもまた野球と全く同じです。私が監督をやっていた時、投手を育成するのが好きだったのですが、私が教えるよりその道のプロにお願いするのが一番だと思っていました。なので、プロのトレーニングコーチにピッチャー陣を預けたりしていました。

 もし授業の方で入試レベルではない科目で自分は入試レベルまで到達しなきゃいけない場合、アウトソースするのが一番良いと思います。今はネットが充実しているので、YouTubeや「スタディサプリ」などの無料のサービスがたくさんあります。今の子たちは恵まれていて、自分の苦手なものをYouTubeなど無料のコンテンツを使って補強できます。

 目標からの差を知って、その差を埋める時もそうですが、外部のリソースを使っていくということですね。自分でやろうと思っちゃダメです。

「自分でやろうと思わない」。他人に頼ることに慣れていない人にはどんなアドバイスがありますか?

須合 まずは映像・コンテンツは無料なものがいっぱい転がっているので、それらを活用しましょう。例えば、超マイナーですがYouTubeで「地学」と検索するだけで地学だけの動画たくさんでてきます。また、「進路先の悩み」とかで検索すると自分の体験談などを話してくれている人もいます。

 自分で考えてモヤモヤしているのであればYouTube先生にお願いしたり、Google先生にお願いをして尋ねることですね。自分と同じレベルの悩みを持つ人は必ずいます。後は仲間に話をして仲間経由で先生に尋ねてみるでも良いでしょうし。ただ、市販の教材だけをガリガリ進めることはもしかしたらモチベーション的に厳しいかもしれないですね。

 「スタディープラス」という自分の学習内容を記録できるアプリがあるのですが、全国の同じ大学を志望する人でグルーピングされるので、野球部やクラスだけではなく全国に「仲間を作る」ということも出来たりします。環境を作ることが大切ですね。一人では絶対にできないです。

◆オンライン学習スクール「Baseball Study」の詳細はこちら!◆