目次

[1]豪打だけでも守備も華やかな高校生トップクラスのスラッガー・有薗直輝
[2]走攻守三拍子揃った吉野、ビッグサイズの捕手・村山

 今年の関東地区では3人の大型スラッガーが注目されている。そんな彼らの春の大会の活躍を振り返っていきたい。





豪打だけでも守備も華やかな高校生トップクラスのスラッガー・有薗直輝


 この春から連日、活躍ぶりを取り上げられるようになったのが千葉学芸有薗 直輝だ。今年の春季千葉県大会・中央学院戦で高校通算57本塁打をマーク。春季千葉県大会では打率.385、1本塁打3打点と好成績を残し、優勝に貢献。そして5月5日の幕張総合との練習試合では、千葉学芸グラウンドのバックスクリーンへ本塁打を放ち、高校通算58号。関東大会前最後の練習試合となった八王子戦では、最速149キロ左腕の羽田 慎之介から無安打に終わったものの、そのうち1打席ではセンターへ大飛球を放ち、対応力の高さを発揮した。

 有薗は昨秋の公式戦が終わり、さらに厳しい攻めが多くなることを想定し、スイング軌道やタイミングのとり方を見直し、高校通算26本塁打の板倉 颯汰と話し合ったりしながら技術力を磨いていった。その結果、この春の練習試合から5月8日まで本塁打13本を放ち、さらに才能を開花させていった。8日の練習試合後にロングティーを見せていただいたが、風が強い中でも、軽々とスタンドインさせることができていた。

 有薗は打撃だけではなく、守備にも見所がある。投手としては最速148キロをマークするように、三塁の深い位置からでもダイレクトで投げられる強肩は本物。また守備もほとんど後ろにそらさず、球際にも強い。チームメイトで、2年生ながら千葉県トップクラスの遊撃手・鈴木 結翔から捕球時の手首の使い方を教わり、全体練習後の個人練習で、守備練習をメインに行った。その結果、三塁守備でも評価されるスラッガーへ成長。

 関東大会ではスカウト入場も可能ならば、打撃、守備までチェックが入ることだろう。