【トーナメント表】春季九州地区大会の勝ち上がり

 4月30日に開催される九州大会決勝は九州国際大付具志川商との対決となった。2019年(西日本短大附vs興南)に続く福岡沖縄対決だ。そんな決勝戦の見どころを紹介したい。

 九州国際大付は今大会26イニングでわずか1失点という抜群の安定感を誇る投手力。プロ注目の191センチ右腕・柳川 大晟、145キロ右腕・山本 大揮の二枚看板の実力は全国でもトップレベル。

 打線も強肩捕手・野田 海人、準決勝で2ランを放ち、勝負強い2年生4番・黒田 義信、準々決勝で満塁本塁打を放った徳永 翔一と巧打者が多く、さらに内野手、外野手ともに球際が強く、簡単に失点を許さない堅い守備が魅力だ。

 特にピンチの場面でも守りが素晴らしく、楠城徹監督も「よく守ったね、よく捕ったね」と驚きの声をあげるほどだ。ポテンシャルの高さと堅実さを秘めた強力なチームだ。



狩俣 伊吹と新川 俊介

 具志川商は準決勝で福岡大大濠に7回コールド勝ち。センバツ以上に強いチームになっている。投手としても、打者としても才能が高いエース・新川 俊介、右の強打者・狩俣 伊吹を中心とした打線は切れ目がない。

 守備も鍛えられた連携プレー、基本的なプレーの精度も高く、守備も堅い。走塁も次の塁を狙う意識が高く、近年、21世紀でセンバツ出場したチームの中でも一番強いのでは?と思わせるほどの完成度の高さがある。

 喜舎場監督は「昨秋の九州大会は遠征慣れしていなくて、遅刻もあったり試合する以前の課題が多かったのですが、今では一歩引いてみると、プレーや、選手同士の声かけ1つにしても成長している」と目を細める。

 お互い組織力が高いチーム同士の対決なので、接戦が期待できそう。果たして令和初の春の九州王者となるのはどのチームになるのか。

(文=河嶋 宗一