習志野は夏までにどれだけ戦力が浮上するか



左から細谷怜央、飯尾嶺(中央学院)

 有薗、北田以外では高校通算20本塁打以上のスラッガー・板倉 颯汰、2年生ながら県内上位の守備力を誇る遊撃手・鈴木 結翔、強肩捕手・佐藤 柊汰と野手もタレント揃いだ。

 同ブロックでは、千葉黎明、ノーシードだが、攻撃力が非常に高い千葉商大附、同ブロックのシード・東京学館船橋は強打の捕手・蜂須賀 颯を中心に振れる打者が揃う千葉商大付も注目だ。

 千葉学芸と同ブロックで、勝ち進めば準々決勝で対決する可能性のある中央学院は150キロ右腕・細谷 怜央、140キロ中盤の速球を投げ込む飯尾 嶺、伸び盛りの2年生右腕・糠谷 翔大、135キロ前後の速球を投げ込む坂本 義仁と投手陣のタレント力は県内ナンバーワン。打線は強肩巧打の捕手・森一輝、俊足強肩巧打と三拍子揃った外野手・片山 春登と打者もミート力とスピードを兼ね備えた野手が多い。500球の球数制限がある中、中央学院のように実戦力が高い投手を多く揃えているのは大きな強みといえる。

 エースである細谷はストレートのゴリ押しではなく、昨秋の県大会の千葉英和戦で発揮した緩急自在な投球が求めていきたい。大会後から体幹トレーニングを中心に体の使い方を学びなおしてきたことが夏の大会に発揮できるといいだろう。飯尾は、ストレートの威力は素晴らしいが、春の大会では不調に終わった。5月の練習では切れの良いストレートを投げており、そこに投球術を学び直し、夏を迎える予定だ。春とは違う奥行きのある投球を見せることを期待したい。打線が繋がり、持ち味のスピード感溢れる野球を展開すれば、3年ぶりの甲子園出場も期待できる。

 同ブロックのシード・我孫子東は投打の柱・藤原 亮輔を中心にパワフルな打線が魅力。特に藤原の高校生離れした体格を生かした強打は必見だ。

 このブロックには佐倉や瀬戸監督で立て直しを行い、スピード感溢れる野球を展開する東海大浦安、さらにノーシードながら総合力が高い千葉敬愛も怖い存在だ。

 今年の千葉は見所満載。改めてファンを沸かせるような大会になることを期待したい。

(文=河嶋 宗一

2021年千葉大会展望
第1回:専大松戸ブロックに強豪校集結も…。それでも専大松戸が期待できる理由
第2回:県立船橋、市立船橋、幕張総合のブロックに実力が集結!ノーシード大躍進の可能性大!
第3回:成田、木更津総合、習志野…と注目度No.1ブロックのシード校の課題は?