今年の夏の甲子園地方大会も真っ盛り。四国4県では、10日から試合が始まった香川大会を皮切りに、徳島、愛媛、高知大会が7月13日(土)に同時開幕。一気にヒートアップの時を迎えようとしている。
今年の四国の逸材と言えば、徳島の最速146キロ・吉岡 暖(阿南光=3年)、最速153キロ・川勝 空人(生光学園=3年)に加え、高知の最速148キロ・平 悠真(高知=3年)が“四国BIG3”と言われているが、まだまだ数多くの魅力的な選手がいる。夏の四国を盛り上げる逸材の活躍を見逃すな!
■香川県
香川中央 徳久 隆斗(3年・投手)183センチ75キロ 右投右打 かがわ中央リトルシニア出身
1年夏から公式戦登板を続ける最速139キロ右腕。長身をフルに活かした投球フォームが持ち味で、特にナックル気味に曲がるカーブは落差、ブレーキともに絶品の域。公式戦7大会を走り抜けての最後の夏。「140キロを超えたい」先にある一戦必勝を誓う。
*香川中央の初戦 7月16日(火)vs藤井 レクザムスタジアム 12:30開始
三本松 川﨑 大聖(3年主将・捕手)175センチ73キロ 右投右打 高砂宝殿ボーイズ(兵庫)出身
「公立校で文武両道ができる学校に」と母の母校である三本松に越境入学後、本格的に捕手に取り組み、この一年で急成長。現在、四国で右に出るものがいない正確なフレーミングと二塁送球1秒9台を安定して出す肩を持つ。
*三本松の初戦 7月14日(日)vs多度津 レクザムボールパーク丸亀 10:00開始
高松東 森井 銀冴(2年・投手)179センチ75キロ 右投右打 高松市立龍雲中出身
昨秋までは外野手主体ながら、1回戦の坂出戦では1年間で6キロ増加した体重を活かした最速140キロのストレートとチェンジアップなどを駆使。5安打6奪三振2失点(自責点0)完投勝利をおさめた。上位進出への期待も高まる。