<京滋大学野球連盟 2024度秋季リーグ:京都先端科学大3-2花園大>10日◇第5節3回戦◇草津グリーンスタジアム

 今秋ドラフト1位候補の西川 史礁(青山学院大4年)や楽天のドラフト6位ルーキー・中島 大輔(青山学院大出身)など近年の大学球界では龍谷大平安出身選手の活躍が目立つ。

 京滋大学リーグで花園大1年生の平中 清太郎がここまでリーグトップの打率.459と早くも才能を開花させようとしている。1番一塁で出場したこの日も5打数3安打の好成績を収めた。

 平中は昨春の甲子園に5番一塁として出場。昨春の全日本大学野球選手権に出場したことに影響され、花園大で野球を続けることを決めた。

 春は4試合に出場して13打数3安打。「自分の持ち味であるバッティングと走塁面を意識してきました」と力強いスイングと50m走6.0秒の俊足を買われて今季は1番に定着している。

 龍谷大平安の名物練習といえば、柔軟性を鍛えるアップ。「アップを入念にすることで、結果が変わることもあるので、その大切さを学びました。大学になったら自分でアップをしないといけないので、入念にしています」と当時に教わったことは今も大事にしているそうだ。

「僕らの期待以上に結果を残している。このままいったら凄いバッターになると思う」と京都成章を率いて1998年夏の甲子園準優勝の経験がある奥本 保昭監督も期待を寄せる逸材。「まずはベストナインを獲って、最終的には大学日本代表に選ばれたいです」と今後の抱負を語る。今後は京滋大学リーグに留まらず、関西の大学球界を代表する打者になるかもしれない。