今年の高校野球は京都国際の名前が大きく挙がった1年になった。2年ぶり3回目の出場を果たしたこの夏の甲子園では、初優勝を果たした。京都府勢としては1956年の平安(現龍谷大平安)以来、68年ぶりの夏制覇だった。
今年は俊足センターとして活躍した澤田 遥斗外野手がプロ志望届を提出した。
そんな京都国際からは過去、誰がドラフト指名を受けているのだろうか。
京都国際で初めてドラフト指名を受けたのは申 成鉉だった。2008年に広島がドラフト4位で申を指名。初のNPBプレーヤーとなった。しかし申は一軍出場がないまま2013年に現役を引退した。
入れ替わるようにドラフト指名されたのが曽根 海成だ。2013年にソフトバンクから育成3位で指名を受けプロ入り。3年間育成契約としてプレーし2017年3月に支配下契約を勝ち取った。同年に一軍で2試合に出場した。
翌年のシーズン中に広島へと交換トレードで移籍すると出番が増え、2021年には66試合に出場するなどはユーティリティープレーヤーとして活躍中。しかし今年は左尺骨骨折により出遅れた。この1年は一軍出場はなく、戦力外が決まった。
以降は育成での指名が多かったが、上野 響平(2019年日本ハム3位)や中川 勇斗(2021年阪神7位)、森下 瑠大(2022年DeNA4位)が支配下指名を受けている。しかし現時点で一軍での出場があるのは上野だけ。その上野も戦力外が決まった。
なお、曽根のいとこにあたる曽根 球斗内野手(3年)は甲子園優勝を経験、上野の弟である上野 楓真内野手は龍谷大でレギュラーを掴みつつある。
京都国際は19年から5年連続のドラフト指名を実現しているが、澤田が指名されて、6年連続のドラフト指名は実現するのか。
<京都国際出身でドラフト指名を受けた選手>
※2023年ドラフト終了時点
浜田 泰希(京都国際→2023年日本ハム育成1位)
長水 啓真(京都国際→2023年ソフトバンク育成8位)