2024年の秋季東北地区高校野球大会(福島)は18日に準決勝が予定されている。東北地区の来年春のセンバツ出場枠は3。勝てば、センバツ出場へ大きく前進する大一番となる。

 準決勝の対戦カードは以下の通り。4チーム中、3チームが夏春連続の甲子園を狙うことになる。

聖光学院(福島)-山形中央(山形)

青森山田(青森)-花巻東(岩手)

 聖光学院は2022年以来3年ぶり、山形中央は2013年以来12年ぶりのセンバツ出場を狙って試合に臨む。

 ここ2戦連続で完投勝利を挙げ、山形中央初の4強入りに貢献したエース左腕・小坂 楓投手(2年)の出来が、勝敗のカギを握りそう。仙台育英(宮城)を破った聖光学院打線との対戦が注目される。ちなみに、両チームの直近の対戦は2012年秋の東北大会準々決勝で、聖光学院が4対2で勝利している。

 青森山田は2年連続、花巻東は2022年以来3年ぶりのセンバツ出場をかけて対戦する。今年の春季東北大会準決勝でも対戦し、花巻東が2対0で勝利している。

 花巻東の古城 大翔内野手(1年)の今大会2本目のアーチが飛び出すか。今年の春の対戦では、4番でスタメンしながら4打数無安打2三振に終わっている。巨人の古城茂幸3軍打撃コーチを父に持つ1年生スラッガーが、3季連続の甲子園出場を狙う青森山田に立ち向かう。