「お世話になった方々に恩返しを」(吉岡)、「このままでは終われない」(川勝)
ともに最後の夏を終え、運命の日に吉報を待つ。今年の四国高校野球を牽引していた二人に、改めてプロへの思いを聞いた。
――いよいよ運命の日も迫ってきました。では改めてドラフトへ向けての意気込みとその先の目標を聴かせてください。
吉岡 今はドラフトに向けてワクワクより不安の方が大きいですが、一番は息の長い選手になりたい。両親に恩返しできるように、地域や野球している小さい子どもたちに夢を与えられるようにしたいです。
そして阿南光で2年先輩の森山(暁生・中日ドラゴンズ)さんには負けたくないです。僕は夏の甲子園に出場してないですが、森山さんは2年夏に甲子園に出ているので高校時代では負けたと僕は思っています。だからこそプロの舞台では負けたくないし、いつかは勝ちたい存在ですね。
△吉岡投手
川勝 夏にあんな負け方をして「このままでは終われない」と思っています。夏前に野球を辞めたいと思ったとき「支えてもらった皆さんに恩返しできるような選手になれ」と言って頂いた幸島 博之監督やみんなのためにも、野球をしっかりやっていきたい。
まだプロ野球やドラフト当日へのイメージは沸いてきませんが、目標が北海道日本ハムファイターズの伊藤 大海投手(駒大苫小牧―苫小牧駒澤大)であることは変わらないので、もう少し変化球の精度を高めていきたいですね。
△川勝投手
――では最後にお互いへのエールをお願いします。
川勝 高校では一度しか対戦できませんでしたけど、吉岡とは再びプロの舞台で対戦してみたい。頑張ってほしいと思います。
吉岡 僕は川勝が中継ぎで活躍していくイメージをもっていて……僕とはタイプが違いますよね。だから僕自身は彼をライバルとは思っていませんが、頑張ってほしい気持ちは同じです。
――今だから明かせる貴重なお話をありがとうございます。まずは10月24日、よい結果が出ることを期待しています。今回はありがとうございました。
吉岡、川勝 ありがとうございました!