甲子園準V投手がランクイン
15位 椎木 卿五捕手(横浜)
180センチ85キロ 右投げ右打ち
長打力:A
巧打力:A
守備力:A
走力:B
将来性:A
指名順位:中位
将来像:矢野燿大(元阪神)
1年秋から名門・横浜の正捕手となり、2度の関東大会に出場。2年夏、3年夏ともに激戦区の神奈川大会決勝を経験した。甲子園出場はないが、どこよりも厳しい神奈川で、チームを上位に導いた総合力は高く評価できる。大事な試合で本塁打を打てる勝負強さ、お手本にしたいほどの打撃フォームの良さ、強肩、安定したキャッチングが光る守備。走攻守すべてにおいてレベルが高い選手だ。
14位 坂井 遼投手(関東第一)
178センチ78キロ 右投げ右打ち
直球の威力:A
投球フォーム:B
制球力:A
変化球:B
将来性:A
指名順位:中位
将来像:大西広樹(ヤクルト)
センバツ以降急成長した151キロ右腕。がむしゃらに投げていた時と比べると夏は投球のメリハリがついて、要所で剛速球でねじ伏せる実戦派の投手へ成長した。先発としても安定した投球を見せているが、プロでは爆発力が求められるリリーフが向いているのではないか。
13位 小川 哲平投手(作新学院)
184センチ96キロ 右投げ右打ち
直球の威力:A
変化球:A
投球フォーム:B
制球力:A
将来性:A
指名順位:中位
将来像:菅野智之(巨人)
センバツは不調だったが、夏の栃木大会では大きく改善した投球ができていた。夏は29.1回を投げて、21奪三振、自責点0の快投。横回転で開きが早かったフォームも、しっかりと実戦的な投球フォームに変化。140キロ中盤の速球をきっちりとコントロールして、スライダーを低めに集める投球が光った。夏の甲子園に進出していればもっと騒がれる投手だった。プロのローテーション入り投手になる将来が見えた投球内容だった。
12位 齋藤 大翔内野手(金沢)
181センチ76キロ 右投げ右打ち
長打力:B
巧打力:B
守備力:S
走力:B
将来性:A
指名順位:上位
将来像:今宮健太(ソフトバンク)
抜群の身体能力を活かした守備は、今年のショートの中でも一番華があるだろう。1位評価の声も多いが、打撃のインパクトに欠ける。夏の大会の打撃を何度も見直したが、1位評価と確信できるほどの強さは感じなかった。形には癖がないので、フィジカル強化で化けそうだ。
11位 堀江 正太郎投手(文星芸大付)
187センチ81キロ 右投げ右打ち
直球の威力:B
投球フォーム:A
制球力:A
変化球:S
将来性:A
指名順位:上位
将来像:才木浩人(阪神)
今年の高校生右腕では最も変化球がよい投手。130キロ台後半のカットボール、フォーク、120キロ台のチェンジアップは打者の手元で鋭く変化し、栃木大会では18回を投げて、31奪三振、防御率0.50と持ち味を発揮した。変化球で空振りを奪える投手で、安定した投球が期待できる。ただ物足りなさを感じたのはストレートの球威で、最速147キロを計測していたが、力強さが足りなかった。それでも投球フォームは実戦的で、投球の引き出しも広く、187センチと長身で伸びしろもたっぷり。将来のローテーション候補としてしっかりと育てたい。夏の大会での投球は上位指名のインパクトがあった。