大阪経済大のエース、左の強打者も秋で評価急上昇!
この秋に評価を上げてきたのが林 翔大(乙訓)と柴﨑 聖人(岐阜第一)の大阪経済大コンビだ。林は最速151キロのストレートに多彩な変化球を操る実戦派右腕。柴﨑は俊足強肩の外野手で、打撃面でも今秋は打率.392、2本塁打の好成績を収めている。
大阪経済大はプロ野球で長年コーチを歴任し、世界一になった2009年WBCで守備走塁コーチを務めた高代 延博氏が彼らの入学した2021年から臨時コーチに就任。昨年からは監督を務めている。
名コーチとして名高い高代監督の教えは二人の成長にも大きく影響している。林はクイックや牽制球、配球など細かな技術を叩き込まれ、投手としての総合力が向上。「状態が良い時はフライアウトが多い」というアドバイスを受けたことで、自身の投球スタイルを知ることができたという。
柴﨑も今秋のリーグ戦前に高代監督のアドバイスでノーステップ打法に変更。「体が安定して、打ち損じのファールが減りました」と確実性が向上した。その中でも長打が出ており、フォーム修正が吉と出た。
惜しくも17年ぶりの優勝は逃したが、二人ともベストナインのタイトルを獲得。林は通算20勝、柴﨑は通算100安打を達成とリーグを代表する選手に成長した。名コーチの教えはプロに進んでも必ず活きるはずだ。