ドラフト会議まであと少し。今年の高校生は159名がプロ志望届を提出した。編集部では「期待度ランキング」を作成し50名の高校生を紹介したが、プロのステージでも大化けが期待できる高校生が多くいる。そんな逸材たちを紹介していきたい。

 今年は北海道に好投手が揃った。北照の最速148キロ左腕・高橋 幸佑投手は本指名確実と思われるが、プロか漁師で迷ったという150キロ右腕・池田 悠真投手(紋別)はザ・素材型の投手。覚えなければならないスキルが多い投手だが、素材は魅力的だ。

 山内 悠生投手(北見柏陽)は184センチの長身から最速147キロを誇る速球派左腕だ。大きく曲がるスライダーを武器に北北海道大会に出場した。191センチの石田 充冴投手(北星大付)も素材は抜群で、フォームバランスもよく、NPBの世界で常時150キロ台の速球も期待できる器だ。

 毎年、プロ注目選手が多い愛知県では豊橋中央の内山 京介投手が面白い。夏までの公式戦では防御率0点台を記録した右の本格派で、140キロ台中盤の速球はカット気味に変化し、スライダーの切れも良い。

 190センチの大型右腕・古川 遼投手(日本学園)も素材面と伸びしろが高い評価を受けている。森口 大雅投手(汎愛)は2試合連続二桁奪三振を記録した最速142キロ左腕として密かに高評価されている。

 スラッガーでは、大濵 安綺内野手(ウェルネス沖縄)と寺井 広大内野手(神村学園伊賀)の2人に注目。大濵は下級生時から4番としてチームを牽引してきた右のスラッガーで、高校通算17本塁打にとどまったが、数字以上にパワーを感じる。寺井は184センチの大型スラッガーとして注目を浴び、高校通算24本塁打を記録した。

 全国的には無名ながら密かに高評価されてきた選手たちに吉報は届くのか。

【一覧】「サプライズ指名高校生」30名リスト!

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