プロ野球ドラフト会議が24日、都内で行われ、12球団、育成も含めてすべての指名が終了した。
今年は支配下で69人が指名され、育成選手は54人が指名。合計123選手が指名を受けた。支配下では西武が最多の7人を指名。育成ではソフトバンクが最多の13位まで指名した。今年は全12球団が育成選手を指名した。
注目の1位では、関西大の金丸 夢斗投手(神港橘)が4球団の競合の末に中日、明治大の宗山 塁内野手(広陵)は5球団の競合の末、楽天が引き当てた。青山学院大の西川 史礁外野手(龍谷大平安)は2球団が競合し、ロッテが交渉権を獲得した。
外れ1位でも抽選が2度行われた。ソフトバンクと日本ハムが福岡大大濠の二刀流、柴田 獅子投手を指名。抽選の結果、日本ハム・新庄監督が引き当て、パ・リーグのクライマックスシリーズで敗れた「リベンジ」を果たした。また、巨人と西武が石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)を指名し、抽選の結果、巨人が交渉権を引き当てた。
西武とソフトバンクが2度クジを外したことになった。
1位指名の内訳は高校生が4人、大学生が6人、社会人が2人だった。
支配下では高校生が22人、大学生が27人、独立L・社会人は20人と、バランス良く指名を受けた。広島、日本ハム、巨人、ソフトバンクは独立L・社会人の指名がなく、楽天は高校生の指名がなかった。阪神は大学生の指名がなかった。
育成ではオイシックス新潟アルビレックスBCの下川 隼佑投手(湘南工大付-神奈川工科大)がヤクルト育成3位で指名。くふうハヤテの早川 大貴投手(大麻-小樽商大-ウイン北広島)が阪神育成3位指名を受け、今年から2軍に参加したチームから初めてドラフト指名選手が誕生した。