来年春のセンバツ選考の重要参考資料となる、2024年秋季関東地区高校野球大会(神奈川)が26日に開幕を迎える。センバツ出場4枠にプラスして東京との比較1枠をかけた熱い戦いが繰り広げられる。

 1回戦の対戦カードは以下の通り。(★は公立校)

<26日>

つくば秀英(茨城)-拓大紅陵(千葉)

東農大二(群馬)-帝京三(山梨)

浦和実(埼玉)-★宇都宮工(栃木)

<27日>

山梨学院(山梨)-東海大相模(神奈川)

佐野日大(栃木)-平塚学園(神奈川)

千葉黎明(千葉)-西武台(埼玉)

健大高崎(群馬)-霞ケ浦(茨城)

 唯一2回戦からの登場となる「スーパーシード」の横浜(神奈川)は、東農大二帝京三の勝者と対戦する。

 ともに甲子園で優勝経験をもつ山梨学院東海大相模が初戦で対戦する。両者の対戦は2008年春季関東大会の2回戦以来で、東海大相模が8対5で勝利している。近年は山梨学院の活躍が目立つ中、夏春連続甲子園を狙う東海大相模も負けられない。がっぷり四つの見応えのあるゲームが期待される。

 栃木大会で20年ぶりの決勝進出を果たした大会唯一の公立校、宇都宮工の活躍にも期待したい。埼玉で初優勝し24年ぶりに関東大会に出場する浦和実が初戦の相手。栃木大会の準決勝で文星芸大付相手に完封勝利を飾った、頼れる左腕エース・横山 健投手(2年)の出来がすべてを握りそう。