ドラフト会議が行われ、宗山 塁広陵出身/明治大)は5球団の競合の末、楽天に決まった。

そんな宗山は広島県三次市出身のご当地選手。広島県の強豪校である広陵高から明治大へと進学した。広陵高から明治大を経てプロ入りした選手は少なくない。今シーズン限りで現役を引退した野村 祐輔広陵高→明治大→2011年広島1位)もそうだった。

その他には上本 崇司(広陵高→明治大→2012年広島3位)、上原 健太(広陵高→明治大→2015年日本ハム1位)、佐野 恵太(広陵高→明治大→2016年DeNA9位)、石原 勇輝(広陵高→明治大→2023年ヤクルト3位)の名前があがる。

社会人を経由している選手を含めると福田 周平(広陵高→明治大→NTT東日本→2017年オリックス3位)もそうだ。宗山が7人目の「広陵高→明治大」ルートでのNPB入団となる。

この6人のうちルーキーイヤーの石原をのぞく5人は、すでに一軍で活躍している。

なかでも野村、佐野、福田はタイトルや表彰の経験があり実績は十分。上原はやや苦しんでいる感はあるものの、それでも一軍で100試合以上に登板。昨年は19試合(18先発)で4勝を挙げ、防御率2.75とまずまずの成績を残した。上本もユーティリティープレーヤーとしてベンチに欠かせない存在となっている。新井貴浩監督が就任後は出番が増え、打席数も大幅に増えた。

宗山も「広陵高→明治大」の先輩たちと同様に一軍で実績を残すことができるだろうか。大学ナンバーワンショートの未来に注目だ。