<秋季関東地区高校野球大会:横浜2-0東農大二>◇28日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷球場

 横浜のスーパー1年生・織田 翔希投手が前評判通りの剛速球を投げ込み、関東大会準々決勝で2安打完封勝利を挙げた。立ち上がりから140キロ中盤の速球がうなりをあげ、2回には最速148キロを計測した。課題だったスタミナで、いつも6回あたりで球威が落ちて降板していたが、その6回を乗り越えてからは安定感のある投球を終盤まで続け、完封勝利を挙げた。

 織田は「課題だったスタミナ克服に向けて、短ダッシュ、投げ込みを繰り返しやってきました。その成果が出てうれしいです」と喜んだ。

 成長の証として1回~9回の最速がすべて140キロを超えている。終盤では145キロを超えるストレートも少なくなっていたが、平均球速141.69キロと高校1年生として群を抜いて速い。一大会ごとに凄みが増す織田。これからの登板が見逃せない。

<1イニングごとの最速>

1回 最速146キロ
2回 最速148キロ
3回 最速144キロ
4回 最速144キロ
5回 最速146キロ
6回 最速145キロ
7回 最速144キロ
8回 最速142キロ
9回 最速142キロ
平均球速141.69キロ