来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる全国の秋季地区大会が後半戦を迎え、続々とセンバツ出場へ大きく前進したチームが誕生してきている。そのなか、今年の夏の甲子園に出場し、「夏春連続」の切符をほぼ手中にしているのは5チーム。

 東北優勝の聖光学院(福島)と準優勝の青森山田(青森)。関東4強に入った健大高崎(群馬)、近畿4強に入った智弁和歌山(和歌山)、九州4強入りの西日本短大付(福岡)。さらに、東北4強に入った花巻東(岩手)と、近畿8強の滋賀学園(滋賀)は微妙な位置にいる。

 現在、勝ち残って「センバツ当確」への道に向かっているのは、東京4強の早稲田実、中国4強の岡山学芸館(岡山)に加え、四国で4強入りした明徳義塾(高知)と鳴門渦潮(徳島)が準々決勝で直接対決し、「センバツ当確ランプ」を争う状況となっている。

 ちなみに23年夏出場チームが24年センバツに出場したのは、8チームだった。今年の場合は現状で「当確」と言われているのは5チーム。今後どこまで増えていくのか。

 ちなみに24年夏甲子園16強チームの秋季大会最終成績は以下の通り。(◎は当確、※は大会開催中)

優勝 京都国際(京都)府大会4回戦

準優勝 関東第一(東京)都大会3回戦

4強 神村学園(鹿児島)九州大会1回戦

4強 ◎青森山田(青森)東北準優勝

8強 東海大相模(神奈川)関東大会1回戦

8強 滋賀学園(滋賀)近畿8強

8強 智弁学園(奈良)県大会4強

8強 大社(島根)県大会1回戦

16強 小松大谷(石川)北信越1回戦

16強 ◎西日本短大付(福岡)九州4強※

16強 岡山学芸館(岡山)中国4強※

16強 早稲田実(東京)都大会4強※

16強 広陵(広島)県大会2回戦

16強 明徳義塾(高知)四国4強※

16強 石橋(栃木)県大会3回戦

16強 霞ヶ浦(茨城)関東1回戦