＜秋季関東地区高校野球大会：健大高崎6－0千葉黎明＞◇3日◇準決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷球場

　ベスト4に進出し、初のセンバツに大きく前進した千葉黎明だったが健大高崎に0対6で完封負けを喫した。それでもここまで2試合連続でコールド勝ちを挙げている健大高崎相手に9回まで試合ができたのは評価ができる。中野 大地監督は「個々のポテンシャルが非常に高いチームでした。そしてこのレベルの戦いになるとミスが許されなくなります。そこでミスが出て、失点につながった。新チームスタート時から打撃が強化ポイントでしたが、改めてトップレベルの投手を打てないで終わり、課題が明確になりました」と現状を語る。

　チームを牽引してきた山本 大我主将（2年）は「三振をしないこと。くらいついてやってきましたが、最後まで相手のペースでした」と悔やむ。今後の課題に「私生活」を挙げた。

「もちろん技術的なことはすべて課題ではあるんですけど、これまでの大会を通して、結果を残す選手、残せない選手の違いは私生活でした。だからそこにスキがあれば、大会ではやられると思う。この冬はその面もしっかりとやっていきたい」

　県大会、関東大会を通して強さを発揮した千葉黎明だが、来年、全国の舞台でも結果を残すには山本主将が語った「私生活」がカギを握っている。