<秋季関東地区高校野球大会:健大高崎6-0千葉黎明>◇3日◇準決勝◇サーティーフォー保土ヶ谷球場
健大高崎が完封勝利で決勝に進出した。
今大会は3試合で25得点、3失点と抜群の安定感を誇る。青柳 博文監督は今年のチームの強みを語る。
「素直な性格な選手が多く、作戦が忠実にできる。センバツ優勝したチームよりも個々のポテンシャル、長打力は劣りますが、その分、組織的な作戦ができる。率いる側からすればやりやすいチームです。結果として得点が取りやすいですよね」
決勝戦では3度目の優勝を狙うが、優勝した19年、20年のチームにはない強みは投手力だという。
「この2チームは能力こそ高い投手はいても、まだ軸と呼べる投手はいませんでした。今年は石垣 元気(2年)、下重 賢慎(2年)の2人は計算が立ちますので、それは戦いやすいですよね」
4日は名門・横浜と対戦する。
「簡単にはいかない相手ですが、組織力で頂点を狙います」(青柳監督)
近年の豪快な健大高崎とは一変して緻密さが光る今年のチームは5年ぶりの神宮大会出場を決めることができるか。