来年2025年春のセンバツ出場一般枠選考の重要参考資料となる秋季地区大会は終了したが、21世紀枠の選考は、これからが本格的なスタート。全国各都道府県で続々と推薦校が決まっている。
14日に高野連が発表した都道府県推薦校一覧には新たに6校の公立校が加わった。
神奈川では、この秋の大会で公立として唯一8強入りを果たした横浜清陵が選ばれた。準々決勝では東海大相模に敗れたが、4回戦では三浦学苑を破って8強入りを決めていた。近年でも、今年の春、21年夏にもそれぞれ準々決勝に駒を進めるなど、練習時間が少ないながらも工夫して練習し、私立強豪がひしめく神奈川で奮闘していたことが評価された。
福岡では藩校時代からの流れを組む育徳館が選出された。創部126年目の今年、福岡で準優勝し九州大会初出場。1勝を挙げて8強入りも果たした。佐賀からは県8強の小城、大分では県8強の大分豊府が選出された。
山口からは秋の大会で県3位に入り、18年ぶりに中国大会に出場した西京が選出。さまざまな活動を通じた地域への貢献も評価された。山梨ではこの秋4強に入った甲府城西が選ばれた。
これで残るは北海道、長野、富山の3道県となった。
例年通りに、今後は各都道府県の21世紀枠推薦1校が決まり、12月13日に各地区ごとの推薦校9校決定を経て、来年1月24日のセンバツ選考委員会で2校が選考される。
【21世紀枠都道府県推薦校】
(カッコ内は秋季大会最終成績、★は公立校)
<北海道>未定
<東北>
青森 ★八戸(県8強)
岩手 ★久慈(県3位・東北2回戦)
秋田 ★秋田工(県8強)
山形 ★山形商(県ベスト16)
福島 ★ふたば未来学園(県4強)
宮城 ★仙台一(県8強)
<関東・東京>
茨城 ★日立商(県8強)
栃木 ★宇都宮工(県準優勝)
群馬 ★利根商(県4強)
埼玉 ★川口市立(県8強)
山梨 ★甲府城西(県4強)
千葉 千葉黎明(県優勝・関東4強)
東京 淑徳(都4強)
神奈川 ★横浜清陵(県8強)
<北信越>
長野 未定
新潟 ★新潟(県8強)
富山 未定
石川 ★小松工(県準優勝・北信越4強)
福井 ★大野(県4強)
<東海>
静岡 桐陽(県8強)
愛知 名古屋たちばな(県3位・東海1回戦)
岐阜 ★岐阜総合学園(県8強)
三重 ★桑名工(県ベスト16)
<近畿>
滋賀 ★水口(県8強)
京都 ★山城(府4強)
奈良 ★奈良(県準優勝・近畿1回戦)
和歌山 ★紀央館(県8強)
大阪 ★市岡(府ベスト16)
兵庫 ★西宮東(県8強)
<中国>
岡山 ★岡山東商(県4強)
鳥取 ★米子西(県8強)
広島 ★竹原(県8強)
島根 ★大田(4強・中国8強)
山口 ★西京(県3位・中国1回戦)
<四国>
香川 ★高松東(県4強)
愛媛 ★今治北(県8強)
徳島 ★板野(県8強)
高知 ★高知小津(県8強)
<九州>
福岡 ★育徳館(準優勝・九州8強)
佐賀 ★小城(県8強)
長崎 ★壱岐(県準優勝・九州8強)
熊本 ★熊本商(県8強)
大分 ★大分豊府(県8強)
宮崎 ★延岡(県ベスト16)
鹿児島 ★隼人工(県8強)
沖縄 ★宮古(県4強)