2024年の夏の甲子園、第106回全国高校野球選手権(7日開幕・阪神甲子園球場)の組み合わせが決まった。8強を決める3回戦までが決まり、準々決勝以降は再度抽選となる。
出場校の目標の1つでもある甲子園ベスト8。今年はどんな顔ぶれとなるのだろうか。大会前に大胆ではあるが、8強を予想してみた。
☆ベスト8予想
東海大相模
明徳義塾
青森山田
智辯和歌山
健大高崎
花咲徳栄
中京大中京
報徳学園
各試合の勝敗を大胆予想
それぞれのブロックごとに勝ち上がりを予想する。
熊本工(熊本)-広陵(広島)
富山商(富山)-東海大相模(神奈川)
【本命】東海大相模
【対抗】広陵
初戦では、広陵と、東海大相模が本来の力を発揮できれば突破できるだろう。両校の対戦となれば、東海大相模がやや優位とみている。東海大相模は投手陣に厚みがあることに加え、打撃力も神奈川大会のチーム打率が4割近くあり、投打にわたって戦力は充実している。広陵はバッテリーを中心に経験者が多いが、広島大会では打撃に爆発力がなかった。得点力がカギを握りそう。
鳥取城北(鳥取)-明徳義塾(高知)
北陸(福井)-関東一(東東京)
【本命】明徳義塾
【対抗】関東一
チームの総合力、実績から、初戦は関東一と明徳義塾が勝ち抜くとみた。両者を比較した場合、やや明徳義塾に分がありそう。関東一のこの夏の戦い方を見ると、打撃には大きな破壊力がなく確実に得点を重ね勝利してきたが、1試合平均の失点と失策で比較すると明徳義塾がやや優位。接戦になると予想され、そうなれば、ベンチワークも含めた百戦錬磨の明徳義塾が競り勝つのではないかと見ている。
長野日大(長野)-青森山田(青森)
石橋(栃木)-聖和学園(宮城)
【本命】青森山田
【対抗】聖和学園
初戦は接戦が予想されるが、青森山田はセンバツに出場するなど、選手は経験を積んでいることもあり、安定して力を発揮できるとみる。石橋-聖和学園は甲乙つけがたいが、仙台育英を破った底力は大きいとみて、聖和学園が勝利するとみる。ただ石橋が栃木大会を勝ち抜いた勢いを甲子園で出すことができれば、僅差の勝負となるだろう。
東北勢の青森山田と聖和学園の対戦となれば、やはり青森山田に軍配が上がりそう。青森大会ではチーム打率4割を誇った打線が、初戦の堅さがとれた2戦目に爆発するとみている。聖和学園は初戦の勝ち方次第では、勢いに乗る可能性があり、中盤まで接戦に持ち込みたい。
霞ヶ浦(茨城)-智辯和歌山(和歌山)
花巻東(岩手)-有田工(佐賀)と滋賀学園(滋賀)の勝者
【本命】智辯和歌山
【対抗】滋賀学園
ここでは実績、実力ともに勝る智辯和歌山が8強入りするとみる。昨年はまさかの和歌山大会初戦敗退だったが、今年は投打ともに充実した戦力があり、和歌山大会準決勝まで無失点で勝ち上がるなど、戦いぶりは安定している。2試合ともに力を発揮して勝利すると予想する。
対抗は滋賀学園。花巻東も力はあるが、抽選の結果、出場最後に登場する「不運」に見舞われた。ここに入る高校は、試合まで日数が長く、コンディションを調整するのが難しいとされ、なかなか初戦を勝ち切れないケースが多い。開幕戦を勝利すると予想する滋賀学園が勝ち上がってくるとみている。