<明治神宮野球大会 高校の部:東洋大姫路6-1二松学舎大付> 22日◇ 2回戦◇ 明治神宮野球場
東洋大姫路の2年生左腕・末永 晄大投手(2年)が6回無失点の快投でチームを勝利に導いた、
序盤は130キロ後半の直球を軸に力で押した。走者を出しながら、ピンチの場面では相手打者のインコースをつくなど、攻めの投球が続いた。2順目からは一転して変化球を多用。「相手が真っ直ぐを振ってきていたので、キャッチャーの桒原(大礼)と話して配球を変えた」と、チェンジアップを軸に組み立てると、直球を強振する相手打線をうまくかわして6回を無失点に抑えた。これには二松学舎大付のリードオフマン・入山 唯斗内野手〈2年〉も、「チームとして序盤から振っていこうとする中で、途中からうまくかわされてしまった」と話していた。
岡田 龍生監督は、「配球はバッテリーに任せている」と選手達に自ら考えさせながら成長を促してきた。この日も巧みなコンビネーションが光ったが、「色々なことを経験して学んでほしい」とさらなる成長を促している。
準決勝の横浜戦を前に、左腕の好投はチームにとって好材料だ。エース右腕・阪下 漣投手(2年)とともに今後もチームを支える投球に期待したい。