＜明治神宮野球大会 高校の部：広島商3－0東海大札幌＞ 22日◇ 2回戦◇ 明治神宮野球場

　広島商が東海大札幌に3対0で勝利。神宮大会初出場初勝利を掴んだ。

　初回から三田 桂慎外野手（1年）、柳井 晶翔捕手（2年）の適時打で2点を先制。2回には小田 健登内野手（2年）が初球スクイズで追加点を挙げるなど、広島商が得意とする野球を展開した。

　序盤に援護を受けた先発の徳永 啓人投手（2年）は、「キャッチャーの柳井から『逃げずに腕振ってこい』と言われたことで自分もいい投球ができた」と8回無失点の好投。9回は荒谷忠勝監督も「大宗（和響）にもマウンドを経験させたかった」と話したが、「なんとか粘って投げてくれたのが良かった。（今回の投球を）自信にして欲しい」と言葉をかけていた。

　神宮大会初勝利に「応援してくれる方々に感謝したいです」と指揮官。春夏通算45回の甲子園出場が復活の兆しを見せている。