第55回明治神宮野球大会(神宮)大学の部は23日、準々決勝1試合が行われ、4強が出揃った。

環太平洋大(中国四国3連・中国地区)が延長10回タイブレークの末に、2対1で早稲田大(東京六)にサヨナラ勝ちして、6年ぶりの4強入りを果たした。

10回表、早稲田大は日本ハム5位・早稲田大の山縣 秀内野手(4年=早大学院)の犠飛で1点を勝ち越したが、その裏に環太平洋大が主将の猿渡 颯外野手(4年=創成館)の適時打で同点とすると、1死満塁からの暴投でサヨナラ勝ち。最後は筋書きのないドラマが待ち受けていた。

先発した楽天2位の左腕・徳山 一翔投手(4年=鳴門渦潮)は、10回を投げ切って135球1失点完投勝利。10回のマウンドでは足がつる場面がありながらも踏ん張ったエースの好投に、打線が応えた。

準決勝の天理大(関西5連・阪神)ー青山学院大(東都)、創価大(関東5連・東京新)ー環太平洋大は24日に予定されている。