23日、第2回三重県・愛知県ピックアップチーム交流試合が開催された。愛工大名電の144キロ左腕・礒田 桜士朗投手は第1試合、5番センターでスタメン出場して、4打数2安打を記録し、7回裏に登板を果たし、1回無失点、2奪三振の快投。最速140キロをマークした。

　切れのある速球を投げ込み、来年のドラフト候補として期待できる内容だった。磯田は投球を振り返って、「先頭打者に四球を出してしまって焦ったんですけど、捕手が盗塁を刺してくれたので、ほっとしたのでうまく投げられました」と安堵の様子だった。

　愛工大名電では18日にOBのイチロー氏が訪問して、指導したことが話題となった。特に走塁面の意識は変わった。

「イチローさんが話していた打球判断の話は、かなり意識するようになりました。

あと股関節を意識して走ることも話をしていたので、翌日の走塁練習から『股関節！』と合言葉のように発して、練習に取り組んでいます」

　投打ともに能力が高い磯田。

「来年は二刀流として活躍したいとおもいます」と意気込んだ。