2024年の明治神宮大会(神宮)が終了し、横浜(関東・神奈川)の優勝で幕を閉じた。これで、来年2025年春のセンバツ選考の「神宮枠」が関東地区に振り分けられることになり、出場枠がひとつ増えることになった。

本来の関東地区の枠は4枠。この秋の関東大会の4強はすんなり選考されそうだが、ひとつ増えたことで8強だったチームにも可能性が出てきた。さらに東京との比較1枠があることを考えると、関東と東京を合わせて7チームが選考されることになる。「関東6+東京1」か、「関東5+東京2」のどちらか。

関東大会の8強および東京の決勝進出チームは以下の通り。

【関東大会】

優勝 横浜(神奈川)

準優勝 健大高崎(群馬)

(4強)

浦和実(埼玉)

千葉黎明(千葉)

(準々決勝のスコア)

横浜2-0東農大二(群馬)

浦和実2-0つくば秀英(茨城)

健大高崎10-3(7回コールド)佐野日大(栃木)

千葉黎明5-2山梨学院(山梨)

【東京都大会】

優勝 二松学舎大付

準優勝 早稲田実

関東地区では、明治神宮大会で優勝した横浜を相手に準々決勝で0対2の接戦を演じた東農大二が「関東5番目」として評価されるだろう。関東地区で東京との比較となる「関東6番目」の候補としては、準々決勝でコールド負けしなかったつくば秀英山梨学院か。

東京の2番目としては、決勝で延長12回タイブレークの大接戦の末に敗れた早稲田実が選考されることに異論はないだろう。優勝した二松学舎大付と実力差はないと思われ、関東地区との比較の意味でも、早稲田実が選出される可能性は高い。