＜明治神宮野球大会 大学の部:創価大3－0富士大＞ 22日◇2回戦◇ 明治神宮野球場

　富士大が創価大に敗れ、大会初戦で涙を飲んだ。

　オリックス1位の麦谷 祐介外野手（4年＝大崎中央）は、4打席に立って無安打。「言葉が出ないというか、何もできなかったというのが一番」と言葉をつまらせた。

　打線は先発の田代 涼太投手（4年=帝京）の前に苦しめらた。「（130キロ後半くらいの）中間的な球速に対応することができずに4年間が終わってしまった」と悔しさを滲ませる。試合終了後には、「相手も待っていますし、自分達の感情で動くわけではないので」とすぐさまベンチを飛び出して挨拶の列に並んだ。「相手に対して敬意を持ってプレーしてきた。勝ちたかったですけど『こんなところで終わらないぞ』という気持ちもありました」と語った。

　学生野球を終え、次なるステージでの躍動にも期待がかかる。プロに向けては、「オリックスに来てよかったと思ってもらえるような選手になりたいです」と強く意気込んでいた。