5日、梅田に店舗を構えるミズノオオサカ茶屋町にて、先月のプレミア12で活躍した広島・坂倉将吾捕手(日大三出身)、阪神・森下翔太外野手(東海大相模出身)のトークショーが開催された。2人の姿を見ようと7倍以上の倍率から抽選で選ばれた70人の野球ファンが参加。近畿圏だけでなく、東京都や香川県といった遠方から駆け付けた人もいた。
プレミア12の感想について聞かれると、「優勝できなかったけど、楽しかったです。関わりのないパ・リーグの選手と話せたのが楽しかったです」と話した森下。打率.444の大活躍だった坂倉は「9番なのが良かったです。なにもプレッシャーがなかったので、ノビノビとやらせてもらいました」と好調の要因を語った。
道具についても話が弾んだ。坂倉はプレミア12で使用したキャッチャーミットを持参。「ちょっと大きくしようと思っていた時にプレミア12があったので」とシーズン中よりも数ミリ大きいキャッチャミットを使用していたことを明かした。
森下は佐藤輝明内野手(仁川学院出身)から譲り受けた外野手用グラブを1年目から愛用。「入団した時に自分のグラブがあっていないと思って…。大山(悠輔)さんが外野をする時に輝さんの物を使っていて、それを譲り受けました。これは大山さんが型付けしたんです」とグラブにまつわるエピソードを語ってくれた。
来年からミズノブランドアンバサダーとして契約する森下は「これ以上のグラブはできていないので、ミズノさんお願いします」と話して場を和ませた。
トークショーの終盤には参加者からの質問コーナーが設けられた。「中学生や高校生の時にやっていたら良かったことはありますか?」という中学3年生からの質問には「英語だけはやっておいた方が良い。自分の気持ちを伝えるのはやっぱり自分。通訳を介したらとんでもないことになることもあるので」と坂倉は意外な回答を示した。これには森下も「喋れたらノンストレス」と同調。国際大会で審判とコミュニケーションをとるためにも英語は野球選手に必要なスキルのようだ。
「一番獲りたい賞は?」という質問に森下は「首位打者」と回答。「打点やホームランは付属品だと思っています。打率は自分の技術がないと獲れない賞なので、首位打者を獲りたいです」とその理由を語った。
それに対して坂倉は「森下の首位打者を阻止できるように打つ方で邪魔したいと思います」と応戦。来季の開幕戦で対戦する両者は早くもトークで火花を散らした。
2026年WBCの選出も期待される2人。来季の活躍も楽しみだ。